補修剤と補修材のちがいとは?

「ほしゅうざい」には「補修材」や「補修剤」といった表記があります。

ネット上で調べてみると、併記されている場合や「材」が使われる場合が多いように感じます。しかし、シップエイドでは、収録されているアイテムを「補修剤」と表記しています。

目次

漢字の成り立ちについて

※以下の文章はあくまで一説です※

剤という漢字は「斉(せい)」と「刂(りっとう)」を組み合わせた文字です。

「斉(せい)」は「稲穂が豊かに実っている様子」をかたどっているとされており、平等に実る稲穂の様子から「等しい」や「同じ」という意味に派生したと考えられています(一斉、国歌斉唱...など)。

「刂(りっとう)」は刀や刃物の形を象っているとされています。独立して使われることは少ないですが、他の漢字と組み合わせることで、刀や刃物、切る、分割するなどの動作・概念を示す字に使われます(剣、別れる...など)。

このことから「剤」とは物質や成分を適切な量や状態に整えられたもの、あるいはそのための手段や方法を指す言葉として使用されるようになり、現代では医薬品や化学製品、食品添加物など、特定の効果や機能を持たせるために添加される物質や、それを形成する材料を指すことが多くなりました(洗剤、薬剤...など)。

一方、「材」という漢字は「才」から生まれた、とされています。

本来、「才(さい)」は「川の流れをせき止める木」を象っており、そのことから「切断」や「止める」といった意味が生まれたとされています(閉じる...など)。また、せき止めに使われる木は良質なものであったことから備わった能力、素質などの意味が生まれたとされています(才能、財産...など)。そこに「木(き)」を加えることで原料となる物質やそれに備わっている機能を指す言葉として使われるようになったとされています。(材料、人材...など)。

シップエイドの補修「剤」

シップエイドは「船の救急箱」をコンセプトにしています。誰でも簡単に船の補修ができることを目的にしており、収録されているのは厳選した製品のみです。家庭用救急箱の中身が塗るだけ・貼るだけの誰でも使える常備薬であるように、シップエイドの補修剤もいざという時に安心して使える医薬品のような役割を持っています。

船において応急処置というのは、実はとても重要な作業です。船は人間と違って自然治癒などの作用が働きません、処置しなければ悪化するばかりです。なのでシップエイドは様々な用途の補修剤を取り揃えることで、海の上でも安心と信頼を提供します。